愛された形跡は残されてなく
届こおりなく通わせた幸福もなく
残された眼球箱ひっくり返して
また僕は絶えぬいて作り笑顔出す

ニセモノのあえぎ声

赤ごよう玩具のように憂いられた心の傷
去り行く背中姿に絶え間なく降り注ぐ雨

息を白ように嘘吐き
正気さえうばう
黒く死んだ臓器を
時ほうっつ時

ほら危ないおのじゃに手をかけて
醜い金田を打ち抜いてやれ
声にならぬ感情に身を震わせ
鎖り果てた肝部打ち抜いてやれ
僕を切り裂いたは頼り
重く深く突き刺すことの刃で

隙間から見えたのは大人だけの世界
いかなくて熱苦しいトラウマの方向
押し入れに気付いてた僕だけの世界
美しく優しく夢と希望の国

遊かまれた脳細胞

開かれた心の隅
浮かび上がる傷口と
四人帰る記憶の旅
たった一言
いなくなれ

太陽を気まぐれに遮り
希望を虫食む
影法師が友達になり
永遠の闇
罪悪感ゼロ

楽しい玩具
大人の玩具
生きてる玩具
使える玩具

楽しい玩具
大人の玩具
生きてる玩具
悲しいな

ほら危ないおのじゃに手をかけて
醜い記憶を打ち抜いてやれ
憎しみずしつてこびりついてた
控えない赤を落とす時が来た
誰もわかっちゃくれないよ
僕にしかわからぬ未練の罠
目に見えぬほどちっぽけでも
重く深く突き刺さる
ことの刃で

Composição: UtsuP