きみはまだおぼえてるかな おさないころのあついろくがつ
はいせんになったせんろをぼくらはどこまでもあるいた
のりきですいとうなんかをぶらさげてきたまささとしは
おじちゃんにかってもらったまうんてんばいくをじまんした

けどなおれはおじちゃんがきらいなんだ
かあちゃんをいつもなかせてばかりいるから
ぼくはなんだかきまずくなってめをそらしたんだ
まささとしのかおにおおきなあおあざがあったから

ふりだしたゆうだちにはしりだすつぶれたむじんえきであまやどり
あしたはなにしてあさてはなにして
くだらないはなしでわらいころげるあらしのよかんにむねがたかなる
あのときぼくらみなはたしかに
なつをまっていました
なつをまっていました

ここにいたくないってのとどこかにいきたいってのは
おなじいみなのかななんにしろあるこうか
たいいくとぶかつがなによりにがてなやすひとは
とうとうひざをかかえてこうつぶやいた
ぼくはいつもみなにおいてきぼりでほんとうにだめなやつでごめんな
ぼくらはなんだかわらってしまった
つられてやすひともなみだめでわらった

せのたかいなつくさでかくれんぼおにはせまりくるじかんのながれ
もういいかいいまだだよってさけんだよ
ぼくはいまもみつからないままであのときとおなじひざをかかえて
へやからあおいそらをみあげて
なつをまっていました
なつをまっていました

しんちょうがたかくてけんかがつよいたいへいはいつもむちゃなあそびをおもいつく
このてっきょうにいちばんながくぶらさがったやつの
いうことはなんでもきかなきゃだめだぜ
ぼくらはびびってできなかったけどたいへいはへいきなかおでぶらさがる
しちねんごにたいへいはびるからとびおりた
そんなゆうきならないほうがよかった

こうそうびるのしたでかくれんぼあれからなんねんがたっただろう
もういいかいいまだだよってこえもない
もしもきょうがあのひのつづきならぼくらのぼうけんをつづけなくちゃ
ろくがつのそらをぼくはみあげて
なつをまっていました
なつをまっていました
なつをまっていました
なつをまっていました

Composição: