すきまない にゅうどうぐものした
あのひは ははとふたり
ひがさをさして てをひかれ
あるいてた なつのみち

せみしぐれに きえそうなこえで
なんどもいった
みんなひとりでいきてゆくもの
ふりかえらない

おさなすぎる わたしはきっと
こたえられないことをきき
あなたのせなかで いつしか
ねむってた なきもせず

これからくる ゆうだちのよかん
ひびくえんらい
あれからのわたしたちをまるで
うらなうような
あのひのあなたにちかづいて
はじめてわかる
とつぜんしゃがみこんでながした
さいごのなみだ
あなたのきもち
あのなつのにおい

Composição: