救いなどない 生まれ落ちてきた
いびつな心の形に 勇ましい鼓動の叫び
振り向きはしない 修羅の道だって
枯れゆく季節など 越えて確かな答えを探した

醜い姿に
その痛みさえも 気づけないまま僕たちは
この皮も剥がしてしまったの
ああ いつだって愚かさに染まれているの

でもさあ 辛くなって 終わらない夜ならば
きっと疑わぬ あなた呪われた世界を愛せるから
すべてを背負った今
憂いを纏い闇に堕ちてきた

余所見ない言葉さえも塞ぎ込んでしまうなら
産声などない 吐き出すことだって
いくつものはかさえて 心に鬼を宿した
浅ましい声に

この世界から 弾き出されてく僕たちは
それでも明日を願ったの
ああ 君だって寂しさと愛を抱いて眠るの

でもさあ 触れたくなって 愛しいほどの涙
きっと月が翳れば この夜の淵まで愛せるから
その炎はまだ揺らめく

汚れてしまわないように
消えてなくならないように
見えないものだって抱きしめたいから
あの日の僕に間違いなどない救いの声を

失うばかりの血の滲むような物語も
闇夜に染まれど それでも歩みを止めることはない
もうあなたは一人じゃないから
ああ いつだって愚かさに染まれているの

でもさあ 辛くなって 終わらない夜ならば
きっと疑わぬ あなた呪われた世界を愛せるから
すべてを背負った今
取り戻すの

Composição: