にぎわうロビー抜けて
腰を落ち着けましょうよ
もしかしたら最後のデートかも
日に焼けた肌をした
一団が通り過ぎる
ハネムーンを過ごした
あの夏を思い出す
カンパリのレッドを巻き散らすような
夕日にただ熱く溶けた夏よ
読みかけの本をバタンと閉じては
テーブルの上置いていく
そんなもどかしい気持ちを残して
別れ行くの
隣あわせの席で
スプーンを落とす子供
もしかしたら二人共
別れずに住んだのと
視線はいつしか姿を追うの
アナウンスが告げる次のフライト
明日は別々の道違う愛
探すことで目覚めるのよ
そうよ後ろを見たい気持ち抑えて
別れ行くの
読みかけの本をバタンと閉じては
テーブルの上置いていく
そんなもどかしい気持ちを残して
別れ行くの
Composição: Yoshiko Miura / Yoshihiko Yonekura